It's international Amusement,wonderful! active!! High-tension!!!

ナゴヤ球場 野外ライブレポート

1999年8月7日にナゴヤ球場で開催されたTUBEの野外ライブに行って来た。
ツアータイトルは「It's international Amusement,Wonderful! Active!! High-tension!!!」という憶えるのに苦労しそうな長いもの。これは頭文字を逆から読んで行くと「HAWAII」となるという遊び心?が盛り込まれたシャレたもの。

前日の天気予報では「夜には、雷をともなった雨が降るでしょう」などとかなり不吉なことを言っていたのだが、実際にふたを開けてみればとってもいいお天気!心配して損した、ぐらいのもので、本当によかった。ただ、ちょっとばかし風が強かったけどね。開演を待つ間、あんまり風が強かったりすると打ち上げ花火などの演出は、危険だという理由で中止になったりするものなのだろうか!?などと勝手に心配していたのだが、実際にはなんにも問題なかったみたい。よかったよかった。

会場に入ってまず目に飛び込んで来たのは、一風変わったステージセット。ステージのど真ん中にでっかい観覧車がある!両脇のスクリーンが設置してある壁面状の部分にもメルヘンチックな流れ星のイラストが描かれていたり、屋根にあたる部分は宮殿建築みたいなお椀型の丸い屋根に、カラフルな旗まで付けられている。今年のステージセットはおもいっきり遊園地をイメージしたものだったんだね。観覧車なんか実際に回るものとばかり思っていたのだけれど・・・実際には回らなかったね。開演前にスタッフ(と思われる)人が観覧車のゴンドラにあたる部分に入って行くのが見えて、最初はひょっとしてあれがTUBEのメンバー!?ずいぶんと変わった登場の仕方をするんだなぁとか思ったりしたけど、実は照明のスタッフさんだったってことが後になってから判った。あの照明さんは公演中ずっとあの狭いゴンドラの中にいたんだね、ご苦労様。

いよいよオープニング。メンバーの中でいちばん最初に出て来たのは玲二。そしてカッくんと春ちゃんの登場。2人は壁面部分のかなり高い位置から斜めに張られたワイヤーを滑車みたいなものに捉まって滑りおりてきた。3人のメンバーがステージに登場して、今までリズムだけ打っていた曲が一変して、オープニングナンバーに変わる。

★Blue Reef
おお、このイントロはっ!
独特のリズムで、一度聴いたら忘れられない特徴あるイントロの「BlueReef」。今年のアルバムの表題曲が今年のオープニングナンバーだった。ステージ上の巨大スクリーンに前ちゃんの映像が映る。しかしステージ上には前ちゃんはいない。ひょっとして後ろ??ぐるりと会場の後方を振り向いて探すもどこにもそれらしき姿は見当たらない。会場全体がどうなっているんだ?みたいな雰囲気でどよめいていたと思う。
そしてその後すぐに、観客の一部から大歓声が!ステージ向かって左奥の方らしいがまだ姿は見えない。指を差している人もいる。そして、見えた!
なんと巨大なイルカの形をした乗り物の上に、またがる・・・というか寝そべったり立ちあがったり自由に動いていたけれど、前ちゃんがイルカの上に乗っている。しかもそのイルカが観客の間をぬって動いてくるのだ。ちょうどグランド席とスタンド席の間の部分。スタンド席の真ん前をイルカはゆっくりゆっくりと通っていく。野球場だけにピッチャー交代の時のリリーフカーみたいなもの??スタンド席の人たちはオープニングからいきなり目の前を歌っている姿の前ちゃんを見ることが出来て、かなりうれしいハプニング。俺はグランド席の後ろの方にいたので、イルカの移動に合わせて体の向きを少しずつ回転していって見てたけど、途中で他のメンバーはどうしているのか気になってステージ上を見たらなんか寂しそうに演奏していた(・・・ように見えた)。だって観客のほとんどはステージ上じゃなくってイルカに乗った前ちゃんの方を見ているんだもの。
1曲目が終わる頃にようやく前ちゃんは球場を一周し終えてステージ上に上がった。そしてMCがあるのかな?と俺が勝手に思っていたら・・・

★恋してムーチョ
★あー夏休み

MCじゃなくって、特徴あるイントロから始まる超メジャーな曲を2曲もたて続けに演奏してくれた。初っぱなから飛ばす飛ばす。TUBEファンなら誰でも知っている、いやTUBEファンじゃない人でもみんな知っている曲、いきなりノリノリのナンバーが立て続けに2曲もくれば盛り上がらない訳がない。きっと会場全体が一気に興奮状態の頂点へ達したに違いない。
特に「あー夏休み」なんてイントロの一小節目を聴いただけで、俺の中では何かがはじけちゃったから。あれって生のサックスだったのかなぁ?そこまで冷静に判断出来るほど、この時の俺には思考力がなかった・・。
そして曲が終わると前ちゃんのMC第一声・・・

[MC]
第一声「ようこそっ〜!!」

ここでのMCの内容は、今回でナゴヤ球場でやる野外ライブは8回目だということ、そしてツアータイトルの意味なんかを話してくれた。今回のツアータイトルはとにかく長い。前ちゃんは本当はちゃんと全部憶えているくせに、まるで憶えていないかのような話しぶりで、ちょっと会場の笑いをとっていた。でも頭文字をつなげて逆から読むと・・・っていう話しはしなかったなぁ。

★ひまわり
★楽園
★Brand-new everything

「ひまわり」の曲の時は、会場のあちらこちらでひまわりが咲き乱れていた。俺も当然自分で持っていったひまわりを振り回していたよ。超巨大なひまわりを持ち込んでいる人とかいたけど、あれって自作したんだろうか?気になる・・。
そうそう、ホールツアーのときでもそうだったけど、この曲の時に玲二を除く3人のメンバーがステージ中央に固まって、プレイを見せてくれるところがあるんだけど、あの姿がカッコイイと思ったよ。
「楽園」と「Brand-new everything」はじっくりと聴きたい感じの曲。俺にとっては2曲とも生で聴くのは初めての体験で、前ちゃんの歌の上手さにあらためて感心させられた。

★渚のヒット・パレード
★シャララ

ここで、野外ではお決まりのダンサーズが登場。全部で何人くらいいたのかなぁ?20人くらいだろうか?白っぽい健康的なスポーツウェアみたいな衣装に身をまとったダンサーズが、それぞれフラフープを手に出て来た時にはちょっとたまげたよ。俺の中ではダンサーズっていうと、ちょっと色っぽい感じのお姉さんたちっていうイメージが勝手に植え付けられていたからね。今回のダンサーズは最初見た時、本物の子供かと思ったから。 フラフープを小道具に使ったダンスの振り付けも、なんか可愛らしい感じで、運動会か学芸会かって感じで微笑ましい感じがした。
「シャララ」は俺的にはちょっと印象の薄い曲だったんだけど、生で聴くとやっぱり感動が違うね。ライブが終わってからこの曲の入っているアルバム「ゆずれない夏」を出して来て聴きまくってるよ。

[MC]
めずらしく春ちゃんがMCの主導権を持ってしゃべり始めた。いつもの調子でちょっとはにかみながらぎこちなくしゃべりだす。
春ちゃん:「次はセンターステージでやります。」
ところがセンターステージに向かって歩いていくのは春ちゃんだけ。
前ちゃん:「おい、違うよ、おい。まだだってば。」
あれっ、間違えちゃったっけ?という感じで不安そうにメインステージの上にいる前ちゃんの方を振り返る春ちゃん。
前ちゃん:「進行違うって。まだあれやってないじゃん・・・ベストセラーサマー。」
ええーっ!?という感じで会場全体がどよめく。
ここで春ちゃんの顔に笑顔が戻った。
春ちゃん:「前に行こうってば・・・・。」
前ちゃん:「まだあれやってないじゃん・・・センチメンタルに首ったけ・・・。」
ここまできてようやく俺も含めて会場の人たちは何が起きていたのかを理解したみたいだった。前ちゃんが春ちゃんをだましてちょっとからかうという演出だったみたい。
でもあの春ちゃんの驚きぶりとあわてぶりを見る限り、やらせじゃなくって本当にだましていたみたい・・・。
会場に少しの笑いがおきて、そのあとメンバー4人が揃ってセンターステージのほうへ向かってゆっくりと歩いていく。客席の間をぬって歩いていくので、メンバーが通っていく付近の場所から大きな歓声が上がっていた。

そして、グランド席の中ほどに設置された、丸い形をした小さなセンターステージにメンバーがたどりついて着席した。

★夏のかけら
自分たちの演奏の音を確認するためのモニター用のヘッドホンを前ちゃんはここで新たに取りつけたんだけど、ボリュームが大き過ぎて「いてててっ、耳がいてっ」とか言って、あわててスタッフの人に調整してもらっていた。
「夏のかけら」は今年のシングル「ひまわり」のカップリング曲で、これをアコースティックな感じで演奏してくれた。もともとこの曲はあまり飾りの無いシンプルな曲なのでこういったアコースティックな演奏スタイルに似合うと思う。

★渚のBeach Party [名古屋バージョン]
(ガラスのメモリーズ〜あの夏を探して〜夏を待ちきれなくて)
続けて3曲をメドレーで演奏してくれた。3曲ともオリジナルはけっこう激しめの感じの曲だけど、アコースティックな感じもまたなかなかおつなものだった。
前ちゃんはギターの自信が無かったのか、「指がちゃんと動くかな?」とぼそっと最初に言ってからのスタートだったんだけど、案の定、うまく弾けなくて何度もやり直しをすることになった。でも演奏は中断することなく、間違ったフレーズの所を何度も何度もリピートして出来るまで他のメンバーは、同じフレーズを弾き続けてた。普段からあんな感じで練習しているのかなぁ?とかそういう舞台裏みたいなものを覗けたような感じでちょっと微笑ましかったよ。
曲が終わった後、春ちゃんがいきなり爆弾発言!
「ちょっとお願いがあるんですけど・・。手拍子をやめてもらえませんか?」
曲に合わせて手拍子をしていた俺たちに向かってのお願いだった。自分たちの実際の演奏と、スピーカーから流れてくる音を聴いてから手拍子をする観客とでは、半拍くらいリズムにズレが起こる。センターステージに出て来て観客の中に入ったせいか、春ちゃんはすごく演奏しにくかったみたいで、演奏しにくいから手拍子をやめてくれと言うのだ。
前ちゃん:「それはすごくリズムの悪い人が多くてやりにくいと言うことか?」
春ちゃん:「いや、そうじやなくて・・この周りの人だけでもやめてもらえると・・」
前ちゃん:「そんなん、いいじゃんかよぉー」
前ちゃん:「手拍子が中途半端だからやりにくいんだよ。やるならおもいっきりやってくれ」
前ちゃんは、春ちゃんの言おうとしている事を、十分理解した上で、あえて耳を貸そうとしなかったみたいだった。そんなの今に始まったことじゃないや、ヤボなことを言ってんじゃないよ、と言っているように俺は感じた。
春ちゃんの発言で一瞬、静まり返った会場が、前ちゃんのフォローで無事に(?)元通りの雰囲気へと戻った。
前ちゃん以外のメンバーは、モニター用のヘッドフォンは使わないのだろうか?

★渚のMerry Boys
「ライブで演奏するのはひょっとしたら初めてかもしれない」という前ちゃんは言っていた。渚のオールスターズのアルバムに入っている曲で、演奏が始まってからもしばらくは俺はどんな曲だったか思い出せずにいたんだけど、しばらくしてからようやく思い出せた。あったあった、この曲!って感じ。こうして生で聴くと本当にいい感じ。
途中、円形のセンターステージが回転したり、「♪Hoooo〜〜」というコーラスの所で演奏を停めてメンバー硬直のパフォーマンスを繰り返したりと、なかなか見せ所も多くて楽しい演奏だった。
曲が終わってからの前ちゃんのセリフ「♪Hoooo〜〜」の所はきれいにハモって拍手がおこる所だったのになぁ〜・・・」だって。メンバーの表情が面白くって俺はゲラゲラ笑ってしまってた・・。
そしてセンターステージでの演奏は終了。

★Promise 〜遠い未来〜
★Miss Lonely

メインステージ上に戻ってからも、じっくり聴かせるナンバーを2曲。前ちゃんの歌の上手さはこういうバラード系の曲を聴いている時に、本当にうまいなぁと毎回実感させられる。歌を聴いている俺がそこにいるのではなくて、歌の世界の中に引き込まれてどっぷりと浸っている俺がそこにはいた。あまりにも浸り過ぎていたせいか、実はこの曲の時の事をあまり思い出せないでいる。メンバーのコーラスがきれいにハモっていたなぁくらいしか思い出せないよ。
「Miss Lonely」は春ちゃんが琴に初めて挑戦した曲として、アルバムが出た時から話題になっていて、ライブでは琴とギターのどちらの演奏を見せてくれるんだろう?ってずっと楽しみにしていた。イントロの所では春ちゃんが琴を演奏していたね。俺は肉眼ではよく見えなかったんだけど、スクリーンに大きく映し出された春ちゃんの手元を見ていた。 そして野外ではオキマリの、噴水のように吹き上げる水しぶきの中で前ちゃんが歌う演出も見られた。噴水はとっても高く、きれいに上がっていた。水しぶきが霧のように細かくて、ライトアップされたその水しぶきは、まるでキラキラと輝く透明のスクリーンの様に見えた。びしょ濡れになりながら熱唱する前ちゃんはカッコ良かった。

☆ロボットダンス

TUBEのサウンドとはちょっと違う雰囲気の曲が流れだした。打ち込み系のテクノサウンドで、メロディーらしきものはあまり無くて延々と単調なリズムを繰り返す感じの曲だった。メタリックでいかにもロボットという衣装に身を包んだダンサーが出て来てロボットのような動きでダンスを始めた。
水に濡れた前ちゃんが着替えるための演出なのだろう、と理解はしていたが、延々とストーリー性の見られない一風変わったダンスを見ていると、これからどういう風に展開していくんだろう?とか妙に気になってずっと目はステージに釘付けだった。 後から中央に出て来たロボット(前ちゃん?)がいっそう激しく踊った後、体から火を噴いて倒れた所でダンスは終わった。
(2000.5.21 加筆修正 : ロボットは前ちゃんではなく、伊藤リンダ一義だという情報を亜璃栖さんに頂きました。ありがとうございました。)
このくらいの時間になると、今まで薄暗い程度だったのが、陽も完全に沈んでしまい、かなり暗くなって来ていた。ステージ中央の観覧車のセットに仕込まれていたカラフルなネオンの点滅や、観覧車の中を火を噴いて動く花火のような仕掛けがとってもきれいだった。ちょっとした刺激だったね。

★‐花火‐
★Horizon
★ヒガシへ行け
★Yheei!

怒濤のごとく新旧の人気ナンバー、激しめの曲のオンパレード。どの曲も好きな曲ばかりで、会場がひとつになって盛り上がった。
「ヒガシヘ行け」の途中のかけ声「Hey!」や「Go East!」も、会場全体が1つになってばっちりのタイミングだった。
「Yheei!」は発売されてからの日が浅いことと、曲自体が今までにないちょっと難しいリズムを刻む感じの曲なので、ちょっとノリにくかった。ライブが終わってから「ふぅ、ふー」のコーラスの所で手を左右に降るということを知ってちょっと悔しかった。ライブの前にこの情報を聞いていればもっともっと会場全体が一つになれたのに。


ここで本編はいったん終了。
会場は熱気ムンムンで、スタンド席では何度も何度も繰り返してウェーブが行われていた。照明さんもウェーブをあおってくれたりして、これがまた楽しいんだよね。
そしてアンコールへと突入。色とりどりのたくさんのジェット風船が空高く飛び交った。

[アンコール1]
★ノッてけテケテケ'99
前ちゃんはワイヤーで宙づりにされたサーフボードの上に乗って登場。ヤシの木みたいなオブジェらしきものがボードに付いてて、その下にはなんとさらにリンダがワイヤーで宙づり状態。リンダはお魚のようなかぶりものをしている。
ステージからは噴水のように水が出ていて、その上をボードが滑るように動いていく。前ちゃんが波乗りしながら歌っているという演出だった。

★ウルトラ・メドレー
 ウルトラバイオレットNo.1
 〜ウルトラ・どぴーかん
 〜The Last of IKE-IKE
 〜ウルトラ・どぴーかん
 〜「T」のつくシリーズ
 〜The Last of IKE-IKE
 〜ウルトラバイオレットNo.1

ウルトラシリーズオンパレードのメドレーをやってくれた。もう前ちゃんもダンサーも動きが激しいこと。
「TのつくアーティストはTUBEだけではありません」という前ちゃん。他のTがつくアーティストの有名な曲のサビ部分を歌ってくれた。他のアーティストの曲を前ちゃんが歌っている姿を見ることができる機会っていうのはそんなにないのではないだろうか?
ここで歌ってくれた曲は以下のとおり。

☆T-BOLAN 「離したくはない」
☆TM-Network 「Get Wild」
☆T-SQUARE 「TRUTH」
☆TMR 「HOT LIMIT」

SQUAREの曲の時はインストだから、前ちゃんはちょっと下がってて、サポートのカツオがF1の車みたいなかぶり物を履いて(?)リリコンで演奏してくれた。これがねぇ、結構カッコイイのよ。
TMRの曲の時は、まるで去年の野外の続きかと思ったよ。手品で使うようなでっかい箱からリンダがあのセクシーな格好で出て来て、熱唱してくれた。振り付けとかかっこいいんだけど妙に笑えるのは何故なんだろう?

最後はやらせっぽいけど、前ちゃんがだまされる演出だった。しつこく何回も・・。なかなか終わらないんだよ。いったん演奏が普通に終わるんだけど、前ちゃんがステージから下がろうと動きだすとまた演奏が始まっちゃって、あわてて前ちゃんが戻って来て歌いだすの。「身内をだますのはやめようぜ」とか言っててもいっぱい歌ってくれてうれしかった。肩で息をするくらいぜぇぜぇ言ってたけど、健康的な汗がまぶしかったな。

そう言えば、どこのMCだったか忘れちゃったけど、男性同士が好きな人達のその手の専門誌で、「抱かれたい男の2番目に俺がランキングされてたんだよ」、「あの脂ぎった汗を舐めてみたいとかコメントに書いてあるんだよ」って前ちゃんが自分で自分の汗の事をネタにしてた。

[アンコール2]
★Once in a blue moon
[MC]
★Keeping The Face
★HOT NIGHT

アンコール2回めはバラード曲からのスタートだった。用意していたジェット風船を飛ばすタイミングを失って、曲の途中や、曲が終わってからのMCの時に飛ばしている人もいたけれど、バラードの時はやっぱ曲をちゃんと聴きたいし、一生懸命に演っているメンバーに対してちょっと失礼な気がした。

MCでは、「このとおりTシャツとジーンズに着替えて来たので、まだまだこれから目一杯やるぞ」って言ってくれたのに、MC後に2曲やって終了となったのでちょっと物足りなさを感じた人もいたみたいだった。
でもまさか「Keeping The Face」をやってくれるとは思わなかったので、俺的にはとってもうれしかった。この曲ってCDだとライブの雰囲気みたいな感じで歓声がかぶせてあるじゃない。いつもCDを聴くたびにこの曲を本当のライブで聴けたらなぁと思っていたのが、念願かなったっていう感じ。とってもハッピーな気分になれた。
「HOT NIGHT」ではもう野外ではお約束みたいなもので、途中で火薬で仕込まれた水柱を激しく打ち上げたりして迫力も満点。残念ながら俺の位置では水をかぶることが出来なかったけど、いつかは水をかぶることができる位置でライブに参加したいと決意を新たにしたりして。でもこればっかりは運だからなぁ。
前ちゃんはスタンド席の方に向かって「今度はそっちの方まで飛ばすからなーっ!」などと威勢のいいことを言っていたけれど、ぜひぜひそうしてもらいたいなんて思ったのは俺だけではないハズだ。

最後、曲が全部終わってからは、これも定番のみんなでジャンプ。前ちゃんの「みんなでジャンプしよぉーぜぇーー」というのを聞くともうライブが終わってしまうんだなぁ、もっとこの楽しい時間が続けばいいのにという気持ちと、めいっぱいはじけまくってライブを楽しめた満足感がいっしょになって、ちょっと複雑な気持ち。

最後はステージ中央と、左端、右端までメンバー全員で移動して、マイクを使わずに肉声で「ありがとう」と言ってくれた。ステージの端から端まで移動する時にメンバーは全速力で走っていくんだけど、春ちゃんだけはちょっとバテ気味のようで少しばかり遅れ気味だった。
しかしあの広い球場という場所で、マイクを使わずに肉声だけで声が届いてしまうのだから、すごい。「ありがとう」が聞こえると会場全体から大きな歓声が湧きあがるのが印象的だった。

そしていったんステージ裏に下がったものの、直後にまた出て来て、「大事なことを言うのを忘れてました。来年は御存知の通りハワイでライブをやることになりました。お金の問題とかいろいろあると思いますが、この会場の盛り上がりを、日本のTUBEファンのパワーを向こうの人たちに見せつけてやりましょう」と最後のPRと挨拶。

そしてライブは終わった。
ライブが終わった後って、参加した人みんながとってもいい顔しているんだよね。
満足度100%のライブだった。






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